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2009年7月 5日 (日)

コーヒーブレーク~映画「ハゲタカ」音楽雑感

今回、映画が公開されて初見の時、私の身内では

「今回の映画のイメージは「ヨハネ受難曲」だね~」

という見解で一致していたんですが、これ、言わずと知れたバッハ先生の名曲。

アメリカではかの9・11のおり、この曲が脳裏をよぎったという人、多数だったそうで…

 

 

昨日、例によって週末の「ハゲタカ」鑑賞に出かけたんですが、やっぱり頭の中をよぎったのはバッハ先生。

サウンドトラックを作られた佐藤さんのストーリー性のある音楽が、イエス・キリストの受難の物語をイメージさせるんですよね、私には。

 

2年前ドラマ版を観た時も、とても「マタイ受難曲」のイメージだな~と思ったものですが、昨日は特にスタンリー社とアカマの株式暴落のシーンの女声ソロが、

「おお、これ、マタイのアリア第39曲のイメージだぜ」

と思い、家にかえってからDVDとスコアを引っ張り出して検証。

歌詞を確認したりしてました。

以下、ちょっと書いておきます。

 

 

 

(カール・リヒター版「マタイ受難曲」 第39曲字幕)

憐みたまえ わが神よ

滴り落ちる  わが涙のゆえに

憐みたまえ わが神よ

 

ここを ごらん下さい

心も目も

あなたの御前で 激しく泣いています

憐れみたまえ!

 

 

 

そうか、鷲津さん、本当は泣いていたのか…とか思ったり…

 

 

ついでに、「マタイ」のコラールの中で一番私の好きな、第62曲の歌詞も確認しましたので、書いておきます。

 


(同じく、カール・リヒター版「マタイ受難曲」 第62曲字幕)

いつの日か 私が去り逝く時

私から離れないで下さい

私が死に直面する時

あなたは 私の盾となって下さい

恐怖と不安の闇が

私の心を覆う時

私を恐ろしき淵より救い出して下さい

あなたが先駆けて味わった不安と苦痛の力によって!

 

 

 

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コメント

ふと目にした某映画雑誌を購入し、ハゲタカ評を読んでみるに、なるほどね~と感心した後やっぱり生煮え感…(-.-;)いいや、私ら(笑)にはnyanさんがいるから。
鷲津さんを見ていると、何だか泣きたくなってくる。nyanさんの文章に出逢えてなかったら、その感情の謎をもう一段深く探りたいとは、思わなかったかもしれません。今週もう一度観に行けそうです。

投稿: BB | 2009年7月 8日 (水) 12時45分

BBさま、こんにちはでございます~!

またまた過分なお言葉、ありがとうございます。
また、長々とお付き合いいただけて、幸せ者のワタクシです。

そうですね。
「鷲津さんを見ていると、何だか泣きたくなってくる。」というのは私も同じかも、と思います。
そして、なんでこんなに胸衝かれるのだろうか?と探らずには、分析せずには、いられないんですよね。
その過程で見えてきたものが、自分と世界との間の「新しいモノサシ」になるかな、と思います。
そういうのをカントクや制作者のみなさまは狙っているのかな、と。

映画を通して、鷲津さんという人の人生を辿って生きていく、そんな贅沢を満喫したこの夏です。

投稿: nyan-chan2222 | 2009年7月 8日 (水) 17時35分

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