映画「ハゲタカ」 Vol.1
観ました。
そして、うーん・・・、やられた。
ドラマ版と違って、ラストシーンを観終わっても全然すっきりしません。
いや、けなしてません。
逆に、誉めてます。感嘆してます。
このずっと後を引く感じ、考えさせられる感じ、テーマの深さは相当のもの。
ずっと、考えていたんだよね。
あの日から。
そう、あの日からずっと・・・
リーマン・ブラザースの破たん後NY証券取引所で株価が大幅に下がり始め、ついにアメリカ政府が介入するかしないかということで、アメリカ下院で「金融安定化法案」を決議していた2008年9月29日。
しかし法案は可決失敗で、否決。
その日NYの株価はあれよあれよと坂を転がり落ち、その時点で「過去最大」と言われるほど暴落。
9.11事件後の株価暴落よりひどかった。
慌てて翌週10月3日、やっと「金融安定化法案」を通したけれど、もう遅い。
翌週6日、7日と株価は下がり続け、ついに8日の午後東京市場・日経平均が9.38%の下落率を記録した時、CNNのブレーキングニュースとなった。
事故だの地震だの以外でCNNが「東京」をブレーキングニュースにすることなんてめったにない。
それだけに事の重大さがひしひしと伝わり、普段市場のニュースなんかさして興味ももっていない私も固唾を飲んで見守ったものだ。
さらに10日、日本を中心としたアジア株が次々に大暴落。
パニック売り、という状況が止まらない。
このまま「東京市場」が「世界市場」を道連れにして崩壊するのか、とさえ錯覚するほど。
東京発のブレーキングニュースを連発するロンドンのCNNスタジオも、ほとんどパニック状態だった。
あんなに叫んで動揺するCNNのアンカーたちを観たのも初めて。
そしてその夜、NYの市場のオープニング・ベルとともに株価がどんどん下落していき、ほんの5分ほどの間にダウが確か800くらい下がっていくのを見た。
まさに音をたてて金融市場が崩壊してゆく。
こんなにも脆いものの上に私たちの生活が成り立っていた、という事実。
その、背筋も凍る感じ。
その、あまりの恐ろしさ。
いまになっても、まざまざとその時感じた感覚を思い出す事ができる・・・
この悪夢のような1週間のあいだ、そしてその後。
本当にいろいろな人たちが、途方に暮れ、悲嘆し、あるいは怒りながら、本当にいろいろな事言ったり、書いたりしていましたよね。
みんな、ややハッキョー気味だったので(失礼)良くも悪くも「その時」のなまのもの。
その後の展開で当たっているものも、はずれているものもあるのですが。
ジム・ロジャース(伝説のファンド・マネージャーのジョージ・ソロスのパートナーとしてクォンタム・ファンドをともに設立した人ですね)なんぞは、ウォール街の近年の在り方に批判的だったから、
「(今回のできごとは)29歳でマセラッティを乗り回しているような身の程知らずな連中に、思い知れ!ということだ」
とか吐き捨てていて、そのあまりにピンポイントな攻撃ぶりにテレビの前のワタクシは
「なんすか~!!それーっ!!!(きーっっ!!)」
と身もだえしておりましたです((笑)でも、「ハゲタカ」ファン、鷲津ファンならわかるよね?(大笑))
ただ、「ウォール街の身の程知らず」という言葉は深く心に残りました。
そして、あの日からずっと考えている。
考え続けている・・・
この「危機」の意味は何なのか。
世界はどこに向かっているのか。
映画「ハゲタカ」を観て、やっぱり考え続けているんだな、と感じました。
「ハゲタカ」を制作した人たちも。
そして、鷲津政彦も。
いやー、簡単に答えが出るとは思いません。
世界情勢も世界経済情勢も。
そして、この映画「ハゲタカ」の解釈も。
ドラマ版と同じで、繰り返し観て、味わって、分析して、我が身のことと感じなければ。
そして、たぶん時の経過ととともに、その感想も違ってくる。
「世界」が動く分、たぶんこの映画の持つ意味も揺れ動いてゆく。
「世界」と連動する映画・・・
またしばらくのあいだ、折にふれこのトピックは当ブログ上で書かれていくことと思われますので、「Vol.1」としました。
いま、ちと時間がないので追って細かい感想とかも書いていきたいですが。
なにより、もっと数回観て確かめてみないとね。
今のところざっと言えることは、これ、まるで「3部作」の真ん中ですね、ということ。
終わってない。
そう感じる理由は、またおいおいに。
もう1作、制作してください!!
(えっ?「また続編希望」は欲深い?いや、「ハゲタカ」廃人ですから!!(笑))
時間がない理由のひとつは、またもや我が家のパソコンの1台がクラッシュしそうだから。
(またかいな(苦笑))
バックアップ作らなくちゃー!
このパソコン、実は「訳あり」で我が家に流れ着いたお方。
パソコン・メーカーのサポートセンターに電話する時、ちょっとどきどき。
「そのパソコンは当社では登録されておりません」
と言われたらどうしようかと思いました(実際は登録されていてひと安心でしたが)
もし登録されていない身元不明パソコンだったら、パソに向かって言ってしまいそうでしたよ。
「おまえは誰なんだ・・・」
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